文章を書くのが苦手なのに、業界誌、ニュースレター(NL)など年末に発行するために、なにかまとまった文章を書かなきゃと、迫っているのになかなか進まない人がいたら、参考にしてみてください。なおコン(@satodw)です。
文章の展開の仕方がわかならくて、という人いますよね。
わかりやすく解説している情報サイトがたくさんあるので、「文章」「書き方」などのキーワードで検索してみてください。
たーーーっくさんあるのでいくつか見てみると、しっくりくるのが見つかると思います。
ここでは展開の仕方ではなく、どちらかというと「一文の書き方」についての私見です。
日々SNSに発信をしたり、ブログを書いたりしているし、読みものの編集に関わっている私から見た、「ココ」というおさえどころを3つピックアップしました。
難しいことを意識しなくても、おさえどころの3つを、それこそ押さえておけば、結構体裁が整います。
体裁が整う、というよりも、何を書いているのかが書き手にもつたわるし、読み手にも伝わります。
読み手に伝わらない文章は、書き手である自分自身にも理解できていない場合があります。
整理するだけで書いている自分の情報が整理整頓される上に、断然読みやすくもなります。
タイトルと内容が重複している
原稿を依頼された場合「⚪︎⚪︎文字以内で」など制限がある場合があります。大抵の人は限られた文字数で多くの情報を届けたいと考えるのではないかと、想像するのです。
ところが実際のところすでに書かれていることを書いているケースが見受けられます。
例えばイベントなどの報告記事の場合。
このような書き始めをした経験はありませんか。
《⚪︎月⚪︎日、△△△会場で、◇◇◇が開催されました。参加人数はXX人で…。》
上記のような内容はすでにタイトルなどで書かれているはずです。
参加者の雰囲気とか、開催までの状況とか、そういう事柄に意識を向けて発信した方が有効な情報になります。
それが難しいなら天気がどうだったのかとか、会場の雰囲気がどうだったかとか。
一緒に参加した人に話を聞いてみるのもいいと思います。
文字数稼ぎのために意識して重複させている場合はべつですが。
主語と述語が遠い
さまざま見ていて比較的多いのが、主語と述語が遠いこと。主語と述語が極端に離れている文章は、何を言わんとしているのか理解しにくいです。
私は、で始まり、その後、その後、引き続きまして、と続き最後は違う述語で終わっている。
例えば、次のような一文。
《私は多くの人に参加してもらっている様子を見て感激し、朝から雨が降っていたのですが、スタッフのみんなと「雨でも内容がいいと人は来るね」と話をし、その後の午後の部も大入りでとても充実感を得たので次回の開催も楽しみです。》
えっ??
この文章読んで「えっ???」って思った人、結構こういうことやらかしています。
誰が何をした。何がどうなった。最初は簡単に短く考える。その文章にすこしずつエピソードを足していく。
主語と述語の位置を近づけるだけでかなりスッキリします。
句点(。)を使う
上の主語と述語にも関連します。極端に句点が少ない文章もよくみかけます。学校の作文で使った400字詰め原稿用紙、どれくらいの割合で自分が句点を使って文を書いていたか覚えていますか?
あ、覚えてなくてもいいけど。
一文がやたらに長く、なかなか終わらない。終わらない文章は読んでいる人にも、書いている人にもきっと理解できていない。
編集作業をしていて困るのはこのようなケースです。
なるべくその人の文章をそのまま使いたいと考えているのですが、読んでいて苦しい。。。そういう時は全体の構成を損なわないように分割してしまうこともあります。(校正も任されているか状況にもよります)
句読点が極端に多すぎて勢いを止めてしまっていないか、逆に極端に少なすぎて息継ぎができないようになっていないか確認します。
最後にもう一度
やっとの思いで書いた文章、さっさと自分の手を離れて任務を遂行したぞ!!と思う前にもう一度文章を読んでみる。
できれば翌日に読み直す。翌日が無理なら、時間をおいて読み直す。もしくは下書きの時点で読み直す。
印刷物として発行すると修正は効かないので、この時点で誤字脱字がないか確認する。
使い方のあやしい言い回しや漢字は調べる手間を惜しまない。
ささやかな一文だとしても、見直す習慣を身につけるだけで大きくかわります。
印刷業にかかわり、世に出る前の書き慣れない人の文章を見てきた私の経験からポイント3つ書いてみました。
そのほかにもありますが、この3つ参考にしてみてください。
最後に。
「ようし、この方法で書いてみよう!」と思ってもいきなり当てはめて書くのは非常に難しいです。
まずは自分で文章を書いてください。その後にこの3つの部分がどうかチェックしてみてください。
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なおコン
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靴、帽子、革小物をこよなく愛し、かりんとうを発明した人は天才ですよ!
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