信用の数値化は監視社会を生み出すのか?

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2019.04.21朝日新聞朝刊より


大量のデータ分析を得意とする人工知能(AI)は、プロフィルなどを使ってその人の「信用度」さえも数字にしてしまう。機械が人間を格付けする「スコア社会」は、日本にも広がるのか。

2019.04.21朝日新聞朝刊より

以下記事を抜粋

中国IT大手アリババ集団の子会社が個人の信用をスコア化したサービスを始めた。身分証明書、クレジットカード、運転免許証などあらゆる個人情報をアプリに入力し可視化する。スコアの高低によって受けられるサービスが異なる。金融信用はもとより、交際相手もスコアで選ぶようになる。「スコア700点以上は信用に値する」、「約束(=信用)を守って行動することでスコアが高まり、社会が良くなっていく」などの意見も。しかし点数による階級社会を生む危うさと表裏一体でもある。

日本ではみずほ銀行とソフトバンクが出資する個人ローンで導入されている。性別、勤務形態など大枠からゲームの機種まで個人的な質問まで答えていくとスコア化されローン金利に影響する。利用者をデータ化し商品化する目論見もある(ビッグデータ)。スコア化で優遇される人が出る一方、不利益を受ける人も出てくる恐れもある。「点数の低い人が理由もわからないまま仮想空間上で排除される『バーチャルスラム』を生み出しかねない。」(慶応大山本龍彦教授)






毎日恒例になっている町内の公園を掃除した。桜が多く散った花びらがようやく少なくなってきた。

「花びらが落ちているのも風流だけど掃除しなきゃね」誰に聞こえるともなくリコは言った。

町内清掃ボランティアに参加したのでポイント2がつく。

公共性の高い低い、回数、専門性の高さなど様々な基準によってポイントが変わる。

リコはポイントのためにわざわざ地下鉄往復1200円かけて、駅前や市民広場まで喜んでボランティア清掃に行く。

今月はなんだかんだ言って町内掃除を27回、一日傾聴を1回、チャット相談を4回、入院中の小学生に勉強を教えた(対面式のライブ配信)のが5回、などなど。

この前買った新型最小ポケットサイズのVRにもポイントがついた。販促データに貢献したという理由だ。

なんだかんだ言って今月は合計200ポイントになった。

出かけるたびに新しい知り合いが増え、誘われるままにポイントボランティアに参加する。

会社勤めの身としては週4の仕事のほかに、家族と過ごす時間や趣味などやることが多いが、ポイント=信用と思えば、今の苦労が後々おおきな買い物をする時に楽になるのだ。頑張ろうと思う。

しかも人の役に立っているという自負もある。

名目上はポイントといっているが、世のため人のために動くきっかけが欲しかったのだからこういう制度は結構気に入っている。

信用の数値化でますます良い世の中になっていけばいいと、リコは思っている。










リタは「毎月コンスタントに100ポイントゲットを目安にしている」と人前で口にしてはいるが、現実は露ほどにも思っていない。

ボランティアのポイントは低いので集めても微々たるものなのだ。

いつの頃からか、信用が数値化されるようになり、人の役に立ち尚且つ目立った行為をする人にポイントがいくような世の中になっていたのだ。

行政主導のこの制度に文句を言ったところで「世の中に逆行するダメなやつ」というレッテルが貼られてしまう。

モノを所有することに興味がないリタは、定期検診のようにやってくる価値の数値化アンケートに答えていくと、何も持って良いない人という結果になる。

ところが近年、経験値も数値化する方向性に変わってきたのだ。

モノを所有しない人が年々増加の一途なのだから遅きに失した感が否めないが。

ボランティア、モノを買うこと、経験すること、全て数値化して個人情報もへったくれもない。

ポイントの高い人が信用のある人。

ポイントの低い人が信用のない人。

「監視社会に拍車がかかるのでは。」とリタは思う。


平成から令和に移り変わる瞬間は実によかったと、たまに思い出す。

ワクワクしながら時代の変わり目に遭遇する経験はそうそうない。

便利はありがたいけど、こんな世の中を望んでいたわけじゃなかったのにと、リタもリコも思う。





今朝の朝日新聞の記事を見ての想像です。

信用の数値化は監視社会を生み出すのか?

そりゃ困る。

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あなたのその情報、きちんと伝わっていますか? 『伝わなければ、ないのと同じ』 こんにちは。仙台の身近な起業を応援!集客矢印上向き なおコンサルティングの佐藤奈緒子です。「もっと楽しく販促」「分かる言葉で伝えよう」をモットーに小さなお店のオーナーさんのための、人が集まり続ける仕組み作りアドバイスをしています。

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